殺人を犯す宗教団体

生まれてくるということは、死ぬことが決まったということだ。
それでも人間はどうにもならないことや、答えの出ないことを考えてしまう。
「なぜ人は死ぬのだろう」「死んだらどうなるのだろう」
また、人間は直面する不幸の度合いによって、何かにすがりたくなることがある。
「どうして自分だけが」「この苦しみから逃れるためにはどうしたらいいのか」
逃れられない悲しみ、苦しみの救済になるからこそ、宗教は存在している。
心の平和、平安を保つために信仰心を持つことはいい事だと思う。(自分は今のところ無信心だけど)


紀元会なる宗教団体が、63歳のすし店経営の女性に集団暴行を加え、死亡させ、21人が逮捕された。
この団体は、あらゆる病気に効く「紀元水」なる水を使い、信者を勧誘してきたという。
桐箱に入った「紀元水」は1本6万円で販売し、信者には病院に行く事を禁じていたが、教祖の妻は肺がんで死亡したそうだ。
宗教による犯罪といえば、オウムを連想するが、こういう訳のわからない宗教団体による事件は過去にもたくさんある。
ライフスペースとか、パナウェーブは記憶に新しいところだが、田舎になるほど、閉鎖的な殺人事件が起きているように思う。


宗教って、人の拠り所になるはずなのに、なんで、こんなマヌケな事件が起きるのだろう?
おかしなモノを売りつけたり、財産の供出を迫るのは紛い物だと気づくべきだ。この時点で詐欺師なんだから。