モラルと携帯電話

普段はほとんど事務所の中で仕事をしているのだが、今日は何度か外出した。
歩いていて、目に付くのは携帯で話をしながら、あるいは画面を見ながら歩いている人の多さだ。
フラフラ歩いている自覚もなく、なぜこちらが気を遣って、よけなければならないのかと思う。
挙句のはては、自転車に乗りながら、携帯の画面を見て、こっちに突っ込んできたバカ女だ。
ぶつかる前に急ブレーキをして、こちらを咎めるような目で見て、舌打ちをした。
そのほかにも視線を上空に漂わせ、自転車に乗りながら通話しているネクタイ姿の男も見た。
音楽を聴きながら、携帯の画面を見ながら歩いている人なんて、危機感ゼロだな。
直前で気づいて、避けることができると思っているのか、あるいは相手が避けるべきだと考えているのか。
久々に地下鉄にも乗ったが、相変わらず、携帯の画面を見ている人が多い。
でも、地上で歩いている人に比べると、動かない分、マシだと思えてきた。
自分は普段、携帯は持ち歩かないので、歩いているときまで携帯を使う人の気持ちがわからない。
というのも、職場と家の距離が10分程度で、いずれにも常時パソコンがそばにあるからだ。
おまけにカバンを持つのも、ポケットにあれこれ入れるのも嫌いなので、携帯は普段家に置いている。
職場の上司に携帯の番号やアドレスを聞かれるのも嫌なので、仕事のある日は持ち歩かないようにしている。
同僚には「待ち合わせとかで、困らないの?」とよく聞かれる。
自分は、誰かと飲みに行くとき、あらかじめ店を決めて予約を入れて相手に連絡をしている。
こうすれば、待ち合わせの必要も無いから、「遅れる」など携帯のやり取りも発生しない。
携帯があればいつでも連絡できるから、少し遅れてもいいというルーズな考え方は嫌いだ。
それにしても、久々に平日の日中に人の多い街中を歩けば、ストレスがたまったな。