東京に来て丸4年

2003年3月15日に東京に越してきた。慌しい転勤だった。
こっちの人に「千代田区に住む」というと、色んな意味で驚かれた。
「住むところはあるのか」「生活できるのか」「家賃は高いのでは」など。
「人の住むところじゃない」という言葉は確かに当たっていたな。
でも、大阪の本町に住んでいた自分としては、夜間・休日に人が少ないところが理想だった。
武道館でイベントがあるとき以外は、本町以上に人が少なくて、静かでいい。
家賃が高いのは織り込み済みで、都心の静かな生活という条件は十分に満たしている。
だが、坂が多いのは誤算だった。移動の手段を自転車にしているので不満だ。
東京のイメージで一番ギャップを感じたのは坂の多さで、何故坂が存在するのか未だにわからない。
それでも人が少ないのは良かったが、最近は新築マンションのチラシがポストに入るようになった。
自宅近くには新築マンションはないが、神田・秋葉原あたりにはマンションの建築風景を見かける。
千代田区の人口を調べると、自分がやってきた頃が減少の底で、4万人を切っていた。
でも、最近は少しずつ増えてきているようだ。飯田橋の駅前にはファミリータイプの物件も建設中だ。
静かに穏やかに生活したいから、あまり人が増えて欲しくないな。
次の棲家は、皇居の南側で探そうかと漠然と考えている。