赤い指
作者:東野圭吾|講談社
直木賞受賞後の第一作ということだが、装丁は手抜きのような気がした。
平凡なサラリーマンの昭夫は、妻からの電話で家に戻ると、少女が庭で死んでいた。
中学生の息子の直己がいたずら目的で殺してしまったらしい。
警察に通報しようとするが、妻の反対に会い、少女を近くの公園に捨てに行く。
家族ぐるみで隠蔽しようとした結果は、認知症の母を犯人に仕立て上げることだった。
松宮と加賀の二人の刑事が企みを暴く心理劇で、この作家のお得意のパターン。
クオリティは落ちていない。でも、この人にしては平凡かな?
贅沢な要求のできる作家の一人だ。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/07/25
- メディア: 単行本
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