Clash

朝、自転車に乗って、職場に向かっていると、左折してきたバイクが突っ込んできた。
怪我はなさそうだが、前輪は大破した。相手は新聞配達のバイクだった。
転んだりしなかったが、自転車は修理しても乗ることは不可能だろう。
「どないしてくれるねん」というと、警察を呼ぶと言った。
相手は非を認めているし、若い人だったので、あまり怒る気になれなかった。
30分ほど事故現場で待っていると、パトカーが来た。
現場検証をして、怪我は無いかとしつこいくらいに聞かれたので、
右肩が少し痛いと答えると、救急車が来て、そのまま病院に連れて行かれた。
救急車に乗るのは生まれて初めてだった。首にはコルセットをつけられた。
サイレンを鳴らして、車を止めながら走るのは少しやり過ぎだと思った。
レントゲンをとり、異状が無いのを確認して、診断書を書いてもらった。
汚い字で「右肩打撲」と書かれていた。確かに少し右肩は痛い。
ほとんど治療なんてなかったのに、支払いが1万5千円以上したのはびっくり。
タクシーに乗り、神田警察署に向かい、被害者調書を取られた。
相手に刑事責任を求めますかと聞かれたが、とんでもない。
あとはお互い話し合うことになった。
治療費と自転車を弁償してもらえたら良いと伝え、今は連絡待ちの状態。
明日から当分は徒歩通勤だ。チャリがないと不便だ。