痕跡

大阪から東京に移り住んで3年が経つ。
折に触れ、大阪に戻るが、段々と自分の居場所がなくなっているのを感じる。
よく利用する店が無くなっていたり、行きつけの店のスタッフが様変わりしたり。
東京では自宅と職場が近すぎるのか、活動範囲は広がっていない。
自分か、あるいは誰かに与えた、些細な傷跡のようなものはある。
体調の悪さに悩まされながら、WEBの仕事では結果は出せたと思う。
でも、まだ東京にいたという痕跡は残していない。
それは仕事以外の人間関係が築けていないからだろう。
行きつけの店も無いし、自宅以外にリラックスできる場所がない。
もう少し、人の生活が感じられる場所に住めば良かったかな?
この静けさは気に入っているが、あまりにも人がいない。
望んだ場所に住んだのだけど、たまに疑問を感じる事がある。