ディレクター

WEBコンテンツ作成の仕事から離れ、半年以上が経った。
今はWEBのマーケティングが主業務だが、細々と作成のリクエストもある。
だから制作の仕事から完全に離れたわけではないが、中途半端な気分だ。
今まで、自分は複雑なプログラム以外は、全部自分一人でこなしてきた。
3年以上、自社内のコンテンツはほぼ一人で作ってきた。
年間に作るコンテンツは100種類近くで、ページ数は千を超えていた。
アクセスも順調に伸びできていて、そのことだけに満足していた。
今は何人かのチームに任せているが、自分のデザインをなぞっているだけだ。
そのことが、何となく自分の中で燻ったままになっていた。
だが、今日、あるWEBディレクターのシステマチックな仕事の進め方を聞き、
自分の甘さを感じて、愕然とした。
コストやスケジュール?そんなことは考えたこともなかった。自分一人だし。
誰かに任せるなんて、後のチェックを考えると自分がやったほうがマシだった。
出来上がったものをアップした報告が、今から考えると、プレゼンだった。
大きな組織の中で、一人でやってきたことが自信になっていたが、それは間違いだった。
一人でできることは限界がある。それを自分の修行だと思ってとことんまでやった。
自分のスキルは上がったが、マネジメント能力は置いてけぼりになっている。
人に任せて、自分は楽をする。そんな発想はなかった。頭悪いな、自分。