殺人鬼

作者:綾辻行人新潮文庫
夏期合宿で双葉山を訪れたTCメンバーズと呼ばれる親睦団体。
合宿地で怪談を披露しあい、この地に狂った殺人鬼がいるという話が出る。
その日の夜から、何者かに殺され始める。殺され方はとにかくグロテスク。
眼球を抉り出したり、こぶしを喉に押し込み、胃を引きずりだしたり。
実はこの本は10年ほど前に読んでいる。その時はそんなに面白いと思わなかった。
再び読んだのは、続編の「殺人鬼Ⅱ」の方が描写が残酷ということを聞いたからだ。
「殺人鬼Ⅱ」は昨日購入した。ついでにこの本も購入した。
面白さは求めず、グロさだけを期待したが、やはりイマイチだった。
自分の中では、痛くて怖いのは南條範夫の「残酷物語」がピカイチだな。
「復讐鬼」とか「第三の影武者」などの拷問シーンや発狂する描写は強烈だった。
読み返したくなった。確か家にあったはずだ。
今から探そう。また寝不足になるかな?

殺人鬼 (新潮文庫)

殺人鬼 (新潮文庫)