人を疑う

有楽町の国際フォーラムで行われている金融関係の情報技術の展覧会に行った。
業種限定で、事前申込という制限があったので、来場者は多くなかったと思う。
そのわりに出展会社は多く、会場の中は出展社の名札をぶら下げた人がいっぱい。
ほとんどのブースがセキュリティに関するもので金融らしいと思った。
携帯電話収納BOXというコーナーで説明を聞いた。
携帯電話をBOXに預けなければ、部屋に入ることができないという仕組み。
最近の携帯はカメラなど多機能で、簡単に機密情報が奪うことが可能である。
それをブロックするための設備なのだが、これは社内の社員向けの商品だ。
要するに自分のところの社員も疑うシステムだ。
そんなにまでしてセキュリティを守りたいのなら、社員を全裸で働かせたらいい。
信用が第一という業界では仕方がないのだろうが、何だか嫌な気分になった。
株主−会社ー社員という階級社会が明確になってきている。