未来予測小説2010

作者:高橋朗|ナナ・コーポレート・コミュニケーション
5年後の2010年に住む、日本人の生活を描いたシミュレーション小説。
学校も仕事も、コミュニケーションはインターネットで行われる社会。
他人のブログを読み、感想を書くことを生業とする「読み屋」という職業。
個人投資家が増え、フリーランスで働く個人が増えていく。
未来予測のキーワードがいくつか語られるが、あまり頷けるものはなかった。
「遅刻を気にしない若者」「自己主張をできない人が増加」
もうすでにそうなっていると思う。軽く読めて、そこそこ面白いが、
インターネットによるコミュニケーションの可能性を楽観的に描きすぎだな。