誘拐ラプソディ
作者:荻原浩|双葉文庫
伊達秀吉は前科持ちで、何をやっても上手くいかず、自殺しようとする。
首を吊るか、飛び降りるか、焼身自殺にするか躊躇い、上手くいかない。
そんなところに伝助という6歳の子供が現れ、誘拐をして起死回生を狙う。
だが、伝助はヤクザの親分の息子だった。身代金を手にすることはできるのか?
秀吉や伝助を含め、出てくる人物の描写が面白い。
特にちょっと間抜けなヤクザの配下と、とばっちりを受ける一般の人たち。
小説でギャグはすべることが多いが、これは十分笑わしてくれた。
ストーリー展開もスピード感があり、面白い作品だった。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
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