2004-12-20 再生ボタン 本 作者:福澤徹三|幻冬舎文庫 ホラー短編集。淡々とした語り口で、何気に怖い。 結末は怪談特有のひねりが効いていてよかった。 面白かったのは、「怪の再生」「幻日」「釘」「仏壇」「廃臆」。 でも、タイトルのつけ方が悪いな。 この人の他の作品は「壊れるもの」を単行本で読んだけど、 百貨店をリストラされ、妄想に沈んでいく主人公が面白かった。 創作の怪談を書く作家では他に朱川湊人の「都市伝説セピア」も ノスタルジックな雰囲気でとてもよい。再生ボタン (幻冬舎文庫)作者: 福澤徹三出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る