ダラダラ、ブラブラ

何の予定もない休日。今日は泳ぐことも、走ることもする気がしなかった。
エアコンをつけて寝そべって、本を読む。そんな過ごし方も昼過ぎには飽きた。
1時過ぎに外に出た。確かに暑いが、大阪の蒸し暑さに比べたらマシだ。
みたま祭りは終わったのに、右翼の街宣車がたくさんいた。
警官がそれを誘導している。何か間違っているように思う。
半蔵門線で渋谷に向かうが、地下鉄は空いていた。
渋谷は暑く、人があふれていた。つくづく面白い街の形だと思う。
これだけ人が集まるところなのに、意味のないアップダウンが多すぎる。
外をぶらぶらして、暑くなれば、マルイや西武に入って、フロアをブラブラ。
お金は使わなくても、結構時間を消費することができた。

ロックンロールミシン

作者:鈴木清剛新潮文庫
入社2年目のサラリーマンの賢司は、仕事に充実感を持ちながら働いているが、
何となくすっきりしない日々を送っていた。
そんなときに、高校の友人・凌一に再開する。
彼は気に入った仲間と、インディーズブランドを旗揚げしようとしていた。
賢司は会社をやめ、凌一の仕事を手伝うようになる。
自分たちのやりたいことなら、徹夜仕事もいとわない、がむしゃらな姿勢。
仕事で疲れていても、深夜から遊びに行き、限界などまだまだ見えない若さ。
気の会う仲間たちと、好きなものを作って、楽しく過ごすことができたら。
だが、現実はそんなに甘くない。最後に待っている別れの時間。
こういう話を読むと、自分はまだまだがんばっていないと思う。
150ページほどの短い小説だが、十分面白かった。表紙もいい。

ロックンロールミシン (新潮文庫)

ロックンロールミシン (新潮文庫)