散り椿

作者:葉室麟|角川文庫
文庫本裏書
かつて一刀流道場の四天王と謳われた勘定方の瓜生新兵衛は、上役の不正を訴え藩を追われた。
18年後、妻・篠と死に別れて帰藩した新兵衛が目の当たりにしたのは、藩主代替わりに伴う側用人と家老の対立と藩内に隠された秘密だった。
散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるもの―たとえこの世を去ろうとも、ひとの想いは深く生き続ける。
秘めた想いを胸に、誠実に生きようと葛藤する人々を描いた感動長編!


この作者の作品は、誠実に生きようとする人たちの苦悩をテーマにしたものが多い。
本作も当てはまる。ストーリーも悪くないが、同じような内容を読まされている気がした。


散り椿 (角川文庫)

散り椿 (角川文庫)