寿命

昔の記事で、今でも引っかかっているものがある。
「日本人は昭和37年以降に生まれた人から寿命が短くなる」と書かれていた。
オウムの事件があって、宅間の連続殺傷事件の後の記事だった。
食生活の変化の影響を大きく受けている世代であり、戦争などの生存競争の影響もない。
生きるか死ぬかの生存競争を勝ち抜いた人が、長生きできるかは疑問だった。
でも、食生活の変化というか、明らかに現代人は飽食だということは、その当時でも理解できた。
コーラや缶コーヒーや清涼飲料には、昔の人が摂取してきた糖分の何倍も含まれているだろう。
過去には現代人のように糖分を摂取した人はまれだと思う。
アメリカのように極端な肥満は日本ではあまり目にしない。
ただ、痩せている人でも昔の人より、栄養は十分すぎるくらい摂取している。
粗食に耐えた方が長命なのか、過剰に栄養を摂取した方が耐久力がつくのだろうか?
何だか国家から実験動物のような扱いを受けているような気もする。
年金もあてにできないのなら、働くことが出来なくなったら、ぽっくり死ぬのもいいのかもしれない。