見えないドアと鶴の空

作者:白石一文光文社文庫
出版社を退職した昂一は、妻に養ってもらうようになり、2年が経っていた。
妻は大手広告代理店に勤め、収入があるため、昂一は主夫として、妻を支えていた。
そんな夫婦の間に、妻の親友の由香里が妊娠姿で現れ、昂一は出産に立ち会う。
由香里に対して、妻にはない魅力を感じた昂一は次第に惹かれていく。
だが、異常な聴力と感覚を持つ妻に不倫がばれてしまい、由香里の不思議な能力を知る。
テレポーションの資質や、それにまつわる不幸な過去。
また、妻と由香里の出会いを知るために、昂一は彼女たちの故郷の北海道に向かう。
二人の因縁を知った昂一だが、直後に窮地に陥る。
大人のファンタジーだが、不倫がテーマなので、あまり共感できなかった。
スピリチュアルな部分は好きではなが、ストーリーは面白い。

見えないドアと鶴の空 (光文社文庫)

見えないドアと鶴の空 (光文社文庫)