夏休み

作者:中村航河出文庫
主人公の「僕」は妻と、妻の母親と3人で都営住宅で暮らしている。
妻はサラリーマン、「僕」は在宅勤務をしている。
ある日、妻の友人の舞子と旦那の吉田君と知り合いになる。
意気投合した四人だが、突然、吉田君がプチ家出をする。
妻達は彼を探しに行くが、吉田君はすぐに戻ってきた。
「僕」と吉田君は妻達を追いかける。夏休みを題材にした小説。
軽妙な言葉のやりとりが、自己満足でしかなく、自分には非常に居心地が悪かった。
他人のオナニーを見てしまったような小説だった。
「月に吠える」がよかっただけに、この内容では、次を読むかどうか困ってしまう。