ある閉ざされた雪の山荘で

作者:東野圭吾講談社文庫
劇団のオーディションに合格した男女7人が雪の山荘に招待される。
劇団の代表から4日間の滞在の間、外部に連絡を禁止された彼らは、戸惑う。
初日の夜、一人が姿を消した。部屋には死因が書かれたメモが落ちていた。
代表が仕組んだシナリオだと思い込んだメンバーは、犯人を推理し始める。
次の日もメンバーの一人が姿を消すが、血痕のついた凶器が見つかり、一変。
劇ではなく、本当の殺人があったのでは、とメンバーは疑心暗鬼に陥る。
サスペンスとしては面白かった。が、何となく物足りないものを感じた。
爆笑問題の大田が、サイゾーに「人物が描けていない」と書いていた。
発言は渡辺淳一の引用だけど、納得した。

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)