ある閉ざされた雪の山荘で
作者:東野圭吾|講談社文庫
劇団のオーディションに合格した男女7人が雪の山荘に招待される。
劇団の代表から4日間の滞在の間、外部に連絡を禁止された彼らは、戸惑う。
初日の夜、一人が姿を消した。部屋には死因が書かれたメモが落ちていた。
代表が仕組んだシナリオだと思い込んだメンバーは、犯人を推理し始める。
次の日もメンバーの一人が姿を消すが、血痕のついた凶器が見つかり、一変。
劇ではなく、本当の殺人があったのでは、とメンバーは疑心暗鬼に陥る。
サスペンスとしては面白かった。が、何となく物足りないものを感じた。
爆笑問題の大田が、サイゾーに「人物が描けていない」と書いていた。
発言は渡辺淳一の引用だけど、納得した。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01/11
- メディア: 文庫
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