凍るタナトス

作者:柄刀一|文春文庫
死後、死体を冷凍保存し、未来の医療技術に再生を願うクライオニクス財団。
その会長が、石膏ギブスで窒息死させれらる事件が発生する。
会長の死体は冷凍保存されるが、何者かに頭部を切断され、粉々にされる。
ほぼ同時刻に、会長の長男が焼き殺される。二つの事件はほぼ密室の中だった。
過去に傷を持ち、家族に問題を抱える刑事の氷村が事件の解決に挑む。
癖のある登場人物や、謎の作り方は良かったが、読みにくい作品だった。
「整理屋」として登場する人物が、ぶち壊しになっていると自分は思った。
何とか最後まで読んだが、正直、面白くなかった。