海の稜線

作者:黒川博行創元推理文庫
名神高速道路上で起きた男女の爆殺事件。大阪府警のブンと総長が事件を追う。
被害者が誰だかわからないうちに、此花でも同様の事件が起きる。
調べを進めるうちに、高知沖で沈んだ海難事故が浮かび上がる。
東京のキャリア警部補が加わり、3人で調査を進めていくと、意外な結果が。
地道な捜査を進めていくうちに、謎が少しずつ解けていくところは面白かった。
今から20年近く前の作品だが、海運業者の利権問題などは今読んでも新鮮だ。
ただ、東京のキャリア警部補に食ってかかるブンの言い方は古いと思った。

海の稜線 (創元推理文庫)

海の稜線 (創元推理文庫)