チューイング・ボーン

作者:大山尚利角川ホラー文庫
第12回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
主人公の原戸登は大学時代の同じゼミの嶋田里美に呼び出される。
会話も交わしたことのなかった彼女から、電車の先頭車両からビデオ撮影を依頼される。
しぶしぶ引き受けるが、飛び込み自殺の瞬間を撮影してしまう。
彼女から依頼された撮影は3回で、日時も指定されていた。
その後、2回目も飛び込み自殺に出くわし、3度目は嶋田里美の最期を撮影してしまう。
撮影のたびに、銀行口座に30万円支払われるが、何故、自殺者が分かるのか?
大学を出たものの就職もせずに、居酒屋でバイトをする登は、謎を追い始める。
題材としては面白いのだけど、表現がくどすぎて、冗長な感じがしたのは残念。

チューイングボーン (角川ホラー文庫)

チューイングボーン (角川ホラー文庫)