悪党たちは千里を走る
作者:貫井徳朗|光文社
高杉と園部はコンビを組み、詐欺をしているが、ぎりぎりの生活。
女詐欺師の菜摘子と知り合い、金持ちの犬を誘拐することを計画する。
その家の巧という少年が「ボクを誘拐して」というところで計画を変更する。
だが、巧が本当に誘拐され、3人は誰だかわからない誘拐犯の指示に従うことに。
自分達が捕まらずに、身代金を手にして、誘拐犯から巧を奪い返すという、
ハードな仕事を背負い込んだ3人。少し間抜けで、お人よしな詐欺師たちの話。
コミカルな会話はテンポもよく、面白かった。
もう少しスリルがあれば傑作になったと思う。この作家は惜しい作品を書く。
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/26
- メディア: 単行本
- クリック: 43回
- この商品を含むブログ (45件) を見る