死人を恋う

作者:大石圭光文社文庫
珍しく角川ホラー文庫以外から出版された、文庫書き下ろし作品。
両親が亡くなり、自殺を決意したニートの男は、偶然集団自殺の場に出くわす。
ワゴン車の中に練炭をくべ、自殺した集団の中の女子高生の死体に目を引かれる。
自殺を中止したニートは、女子高生の死体を自宅にお持ち帰りする。
死体を陵辱することで、生きる希望を取り戻す変態ニート
次の死体を求めるが、殺人を犯す勇気も無く、自殺サイトに参加者を募るニート
グロテスクな描写もあまりなく、さらっと軽く読めてしまった。
屍姦という禁断のテーマなのにこれでいいのか?それなりに面白かったけど。