2005-05-26 廃屋の幽霊 本 作者:福澤徹三|双葉社 お気に入りの作家のデビュー作で、オーソドックスな怪談の短編集。 これも十分面白かったが、できればこれを最初に読んでおきたかった。 というのも最近の作品に比べると、面白さに欠けるからだ。 主人公に夢と現実が交互に登場シーンが多いのも、この作品の特徴。 バーテンの超能力と称する手品の仕掛けを暴いた後の怪異を描く「超能力者」と、 アル中寸前の男が転がり込んだ不気味なアパートの「市松人形」が面白い。廃屋の幽霊作者: 福澤徹三出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2003/07/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る