フラグメント

作者:古処誠二|新潮社文庫
親友が自殺したのは、不良グループの関与があったからと疑う高校生の主人公。
葬儀当日、担任の先生の車に不良グループと乗り合わせていると、大地震が発生。
車は崩落した地下駐車場に閉じ込められる。
主人公は不良グループの城戸を問い詰めるが、何者かに城戸は殺される。
暗闇の中、疑心暗鬼にかられる主人公たち。シチュエーションは面白い。
だが、全編にわたって重苦しい雰囲気に満ちた小説だった。

フラグメント (新潮文庫)

フラグメント (新潮文庫)