聖殺人者
作者:新堂冬樹|光文社
マフィアの追っ手から日本に逃げ込んだガルシアに、
イタリアから刺客が乗り込んでくる。
「悪の華」の続編。前作に比べると、悪党に迫力が欠ける。
前作の不破には迫力があったが、今回のヤクザは少し精彩がない。
とはいえ、残酷なシーンはいつもどおりふんだんにあり、
暗殺者のジョルジオのあやうい存在は面白かった。
卑屈な人間を書かせても相変わらず、いいアジを出していた。
面白かった。最近、純愛小説を書いているけど、そんなものは
他の作家に任せて、もっと暗黒小説を書いて欲しいな。
- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: 単行本
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