東京伝説

作者:平山夢明竹書房文庫
副題は「彷徨う街の怖い話」で、角川ハルキ文庫から通算7作目。
日常でふいに出会う変質者から被害を受ける人たちの短編集。
話は大きく3つに分類される。変質者から肉体的被害を与えられる話。
被害者の前で自傷をする変質者の話。それから普通の人が狂気に走る話。
やはり理不尽な暴力を加えられる話が面白いのだが、描写が痛すぎる。
歯をドリルで砕かれる話や熱湯をかけられる話は顔を顰めたくなる。
相変わらずグロテスクな描写は健在だが、少しネタが尽きているのかな?

東京伝説―彷徨う街の怖い話 竹書房文庫

東京伝説―彷徨う街の怖い話 竹書房文庫