侠飯(おとこめし)1・2

作者:福澤徹三|文春文庫
文庫本裏書

就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。
居候の柳刃はお取寄せが趣味でキッチンを占領しては料理を作り、恐怖と美味に混乱する良太。
そこに同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ!
まったく新しい任侠×グルメの異色料理小説。文庫書き下ろし作品。



真鍋順平、28歳、独身、情報サービス企業勤務。
突然の“追い出し部屋”への配置転換にうろたえる順平は、ある日、ランチワゴンで実に旨い昼飯に出会う。
店主は、頬に傷を持つ、どう見てもカタギではない男、柳刃―。
任侠×グルメという新ジャンルを切り拓き、大好評を博したシリーズ第2弾、登場!文庫書き下ろし作品。



ホラー作家であり、巻き込まれ型のサスペンスが得意な作家が描いたグルメ小説。
軽く読めて、料理のうんちくも分かりやすい。
スパイスについては一部普通のスーパーでは手に入らないモノがあるかもしれない。
それでも、美味しそうな料理と、柳刃とかかわる人たちのストーリーは面白い。
実は柳刃はヤクザではないのだけれど、話のまとめ方が上手い。続編を期待。


侠飯 (文春文庫)

侠飯 (文春文庫)