賢帝と逆臣と

作者:小前亮講談社
単行本オビ
有徳の皇帝がすべてを決めて統治するこそ理想――。

十七世紀半ば十四歳で親政を始めた清の第四代皇帝・康熙帝(玄ヨウ)は、
勉強熱心で経書史書に明るく、聖賢の道を究めることを理想としていた。
この時期、清の南方には独立小国家ともいえる三つの藩があり、
最大の実力者・呉三桂は明から清に寝返った将軍だった。
「裏切った者は、また叛く」――康熙帝は、
叛乱を覚悟しながらも熟慮を重ね、三藩の廃止を決定。
それは「史上最高の名君」となるための重大な決意だった。


三藩の乱には興味があり、読んでみたが、面白くなかった。
康熙帝呉三桂の描き方も平凡。
スパイの李基信の行動は面白かったが。


賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱

賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱