闇夜の鴉

作者:富樫倫太郎|中公文庫
大坂の闇社会を仕切る山村検校の追っ手から逃れて十年―。
江戸に行き着いた新一は、按摩の傍ら再び殺し屋稼業に手を染めていた。
地獄と隣り合わせの日々を過ごす新一だったが、ある依頼をきっかけに、失われた人生を取り戻すため立ち上がることを決意する!
暗黒時代小説の傑作。


「闇の獄」の続編で、本作は短編集となっている。
いずれの話も殺人依頼や、刺客との戦いで、盲目の新一の活躍は面白い。
座頭市」のオマージュ的作品。


闇夜の鴉 (中公文庫)

闇夜の鴉 (中公文庫)