WEBページの作成を仕事にしたいと考える人へ

自分はWEBの制作会社に勤めているのではなく、企業の中で、WEBの制作をしている。
WEBの制作に関わるようになったのは、1996年だった。
その前は広告のデザインをしていたので、Photoshopを使っていた。
最初はメモ帳に原稿を用意して、タグで囲んで、見え方をテストするというやり方だった。
WEBページを作りたいけど、誰に頼んだらいいのっていう状態だったと思う。
そこで、手を挙げたのは、印刷業者だった。DTPの要領で、WEBページを組んでいく。
この時点では、現場にいた人のスキルにはそんなに差はなかった。
21世紀になって、WEBの作法のようなモノが確立された。
CSSでデザインを扱う、制作者の独りよがりのJavaScriptは使わないようにしよう。
その後、Flashの全盛期を迎える。WEBページも、プログラムもFlashに埋め尽くされていた。
ところが、i-phoneの登場で、Flashは完全に嫌われ者になってしまった。


WEBの制作の世界は歴史も浅いので、これをマスターすれば安泰ってものはない。
とりあえず、今は、HTMLのコーティング、CSSJavaScriptの完全理解が、最低限のスキルである。
もっと言えば、PHPによるプログラミング、小規模なサイトに対してはサーバ構成まで提案できるのが望ましい。
また、スマホにも対応するための、レスポンシブWEBデザインの考え方を理解しているのは今後必須だ。


レスポンシブWEBデザインとは、ひとつのページで様々なデバイスに対して、見せ方を設計する考え方だ。
HTML5やCSS3は、非常に面白く、今までWEBページを作成したことのない人のほうが取っつきやすいだろう。


とにかく、規格というか、トレンドや方法が変わりやすいのは、WEBの歴史が浅いからである。
そこを面倒くさいとか避ける人は向いていない。
IEへの対策で、WEBの制作をあきらめた人は多いだろう。マイクロソフトの罪は大きい。


今からWEBの制作を志す人は、HTMLとCSSjQueryの修得が最低限必須である。
これらの知識を持ったうえで、クライアントの要望を上手く引き出すコミュニケーション能力も不可欠だ。
多くのWEB制作者は、独力で知識やスキルをアップしている。
自分も極力、指導はしているが、それ専門の学校(デジハ●)を出た奴は使いにくい。
クライアントのページを作るのをはきちがえて、自分のスキルを誇示しようとする。
困ったもんだ。