千代田区の賃貸住宅

自分が東京に移り住んだころは、あまり物件がなく、賃料は高かった。
でも、最近は神田周辺から東部にかけて賃貸の物件ができてきている。
賃料は少し高めだが、8万円台で20平米の物件は探せばすぐに見つかる。
ただ、神田から西に進み、神保町に入ると家賃は急に高くなる。
同じ広さでも10万円くらいになる。さらに九段の坂を上ると10万を超える。
で、皇居の西側の番町になるともう2万円くらい上乗せとなる。
これはあくまで六畳一間に毛の生えたような狭い部屋の話だ。
十畳以上の広さ(30平米以上)を望むとさらに値段は跳ね上がる。
都心のど真ん中で、アクセスは極めて便利で、静かなので、それ位の価値はある。
実際住んでみると、東京にいる間は千代田区に住み続けたいと思う。
意外に番町や平河町、永田町あたりで、探せば安い物件もある。
ただこういうのは築年数が30年以上経っていて、耐震建築がなされているのかが不安。
また、広くても安い部屋は、いびつな形をしていたり、水周りの位置が変だったりする。
東京に出てくるときに、いくつかの候補があった。
三角形に近い台形の形の部屋は見る前に却下。
トイレが玄関から見て一番奥の真ん中にある物件も、見物して不満に思って止め。
ベランダが広く、部屋も広い物件は、ロフトで、たぶん梯子の上はデッドスペースになるだろうと思った。
で、今のところに5年以上住んでいるが、収納スペース以外には不満はない。
快適な部屋のポイントとしては、
・南向きで、布団の干せるベランダがあること
・3階より上で、まわりに同じようなマンションがないこと
・幹線道路に面していないこと
・ベランダ正面に大きな建物がないこと
などが挙げられ、ある程度の広さを望めば家賃が20万近い物件しか残らない。
普通のサラリーマンが、都心の真ん中に住むことはなかなか容易なことではない。
文京区や中央区あたりまで手を広げることも必要なのかもしれない。
ただ、家賃が高いということは、ややこしい人が隣人になるという可能性は少ない。
静謐・安全・便利を望むのならやはり千代田区だろう。