無差別殺人

昨日も八王子で無差別殺人があった。
「ムシャクシャした」「誰でもよかった」というのが、最近の無差別殺人のキーワードだ。
過去に比べ、現代の殺人が特別に凶悪化したとは必ずしも言えない。
でも理不尽な通り魔は連鎖的であり、模倣犯は今後も出てくるだろう。
格差社会の中で、浮上するチャンスを持たず、将来に絶望し、暴発する。
ある意味、わかりやすい構図だが、犯行の背景に社会のあり方を問うのも表層的だ。
自分が絶望したからといって、まったく無関係の人間に危害を与えるのは許されないことだ。
誰に責任があるのかといえば、100%犯人にある。二度と娑婆には出てこないでいただきたい。
この手の暴発は20代から30代前半の男性に見られるが、何か理由はあるのだろうか?
就職氷河期など、社会的な抑圧で片づけるのは、彼らの世代に失礼だと思う。
自分はやらないからわからないけど、ゲームに冒されてという考え方にも疑問を感じる。
それより直接的な理由と思われるのは、護身のために武器を持ちたがる心境だ。
たぶん護身用にナイフを身につけるようになったのは彼らの世代からだろう。
まずは、殺傷用のナイフの販売を何らかの形で規制をかけてみることを始めることだな。
少なくとも日本国内では身につける必要のないものだし。
ただ、ナイフを手にできなくると、路上で金属バットを振り回すようになるかもしれないが。
絶望を与えた誰かに復讐するのだったら、まだ少しは理解できる。
でも無関係の人を虫けらのように殺すのなら、彼らも虫けらのように死んでほしい。