昭和20年の知られざる事件

Wikipediaで初めて知った事件だが、興味深いので紹介。
小笠原事件
終戦間際の父島で、日本軍が米兵捕虜8名を殺害し、その人肉を食べた事件。
その当事者が将官級の軍事者であり、日本刀の試し切りのため斬殺し、軍医に命じて解体後、食した。
戦後にその事実が発覚し、関係者は軍事裁判にかけられ、処刑された。
当事者たちは処刑前まで、米軍兵士に激しく虐待されたという。
ちなみに捕虜になる前に味方潜水艦に救われたのは、今の大統領ブッシュの父親であった。


松江騒擾事件
終戦直後の松江市で、無条件降伏に反対する青年グループ「皇国義勇軍」が武装蜂起した事件。
県庁や発電所、新聞社などの県内主要施設を襲撃し、今のところ国内最後のクーデターとされる。
県庁は焼き落ち、死者が1名出たが、騒ぎはほぼ1日で終結した。
一定期間松江の中枢部の機能が停止したが、報道管制が敷かれたため、国内で知れ渡ることはなかった。
首謀者はその後、恩赦で出獄し、淞南学園高等学校の理事長となり、男塾顔負けの復古調の教育を施した。
その他のメンバーのその後の足取りも面白い。